「集団ごっこ」の哲学
家族、友人、大切な人たち。近いからこそ感じる「壁」について。
「家族だから、親友だから、このくらい分かってくれて当たり前」
私たちはつい無意識に、自分のことを
分かってほしいと期待しています。
「どうして分かってくれないの?」
相手への寂しさ、苛立ち、戸惑い。
逆に自分が「分かってあげられていないのでは?」という不安や自己嫌悪も。
声優の佐倉綾音さんは、学生時代の不登校という経験を通じて
「人が人と関わること」と向き合ってきました。
佐倉さんは『集団ごっこ』と『分かり合えてるごっこ』という
軽やかな人間観を提示しています。
人は結局— 佐倉綾音(TBSラジオ『論理Xロンリー』第1回より)
たくさんいる「ロンリー」の集合体でもある。
ロンリー同士、集まりあって
まるでロンリーじゃない
「集団ごっこ」しようや
人間は本来、一人ぼっちの存在であることを前提にします。
完璧な理解を求めないことで、関係性を保ちやすくなります。
分かり合えない部分も含めて「ごっこ」として楽しむ。
誰かと心が通じ合ったと感じる瞬間。
それはとても幸せで、温かい時間です。
佐倉さんはそれも「ごっこ」と呼びます。
「ごっこ」だからといって偽物ではありません。
究極的には分かり合えない人間同士が、それでも分かり合おうとする「試み」こそが愛おしい。
そんな肯定的なまなざしによる「ごっこ」です。
私たちは「集団ごっこ」をすることで、お互いに生きる力を得て、進む糧にしています。
一緒に笑ったり、同じ景色を見たりする瞬間の「共有された物語」=「ごっこ」の積み重ねが
私たちの人生を彩ってくれます。
疲れたときは「集団ごっこ」を思い出してください。
家族、友人、そして隣にいる人たち。心地よい「ごっこ」を積み重ねていく。
ご清聴ありがとうございました♪